痛風の原因は?危険因子や予防法について医師が解説

監修者

【監修】谷田部 淳一

チーフメディカルディレクター・ 医師・医学博士

現在、日本には痛風の患者さんが約60万人もいるといわれています。予備軍の方は約500万人もいる といわれていることから、多くの方が痛風の危険にさらされていることが分かるでしょう。痛風は、「風が吹いても痛い」と言われるほど強い痛みを生じる病気です。

痛風を発症しないか心配な方、痛風の発作がこれ以上起こらないようにしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、痛風になる原因について詳しく解説します。痛風を引き起こす危険因子や予防法も紹介しているので参考にご覧ください。

1.痛風の原因は「尿酸」


痛風になる原因は尿酸です。尿酸は、体内の細胞や食品に含まれるプリン体が肝臓で分解されて作られます。尿酸の血中濃度が高くなると結晶化し、関節に蓄積して痛みを生じるのです。

尿酸の結晶は針状に鋭く尖っており、蓄積した結晶が剥がれ落ちると白血球が集まってきて炎症が生じ痛みを引き起こします。

痛風は女性よりも男性に見られやすいことが特徴です。とくに30〜50代の男性で発症しやすいことが分かっています。男女比は約20:1となっており、男性のほうが女性の何倍もリスクが高いのです。

2.痛風で見られる症状


痛風の発作が起こると、足の親指などの関節が腫れて激痛が生じます。足の親指以外に、足の甲やアキレス腱の付け根、膝関節、足関節、手関節も発作が起こりやすい部位です。何度か発作を繰り返している方は、発作が起こる前の違和感が分かることもあります。

通常、痛風発作が起こると2~3日は歩くのも困難に感じるほどの痛みが起こるでしょう。痛みのピークは約24時間後で、10日ほどすると自然に痛みがやわらぎます。

何もしなくても症状は次第に落ち着きますが、適切な治療を受けないと何度も発作を繰り返したり発作を起こす度に症状が悪化したりするため、きちんと治療を行うことが大切です。

3.痛風の予備軍である高尿酸血症に注意


尿酸値の値が高い状態を高尿酸血症といいます。高尿酸血症は、痛風だけでなく腎結石や尿路結石などを引き起こす原因です。

3-1.高尿酸血症とは

尿酸値が7.0mg/dlを超えている場合は高尿酸血症と診断されます。高尿酸血症だからといってすぐに痛風を発症するわけではありません。

また、自覚症状もないため、尿酸値が高いことに気が付かないまま生活している方もいるでしょう。しかし、進行して尿酸が結晶化すると、痛風になって激しい痛みを伴うことがあります。

3-2.高尿酸血症になる

原因高尿酸血症になるのは、尿酸が過剰に産生されたり腎臓からの排泄が低下したりすることが原因です。尿酸を作る材料となるプリン体を過剰に摂取すると、尿酸が作られやすくなります。レバー類や白子、エビ、イワシ、カツオなどはプリン体を多く含む代表的な食品です。

プリン体と聞くと、ビールを思い浮かべる方もいるでしょう。ビールにもプリン体が多く含まれているため、摂りすぎには気をつけましょう。

また、アルコールそのものにも尿酸を増加させる働きがあります。腎臓から尿酸の排泄が低下するのも高尿酸血症の原因です。腎機能が低下すると、尿酸がうまく排泄されず体に溜まってしまいます。

4.痛風を引き起こす危険因子


高尿酸血症には、生活習慣が大きく関わっています。日頃の生活によって、尿酸の材料となるプリン体を摂りすぎたり排出を抑制したりしてしまうことがあるのです。痛風は生活習慣病の一つであるため、普段の生活に原因が潜んでいることがあります。

4-1.高カロリー食

高カロリーの食事も尿酸値を高める原因になるといわれています。肥満になると尿酸の排泄が妨げられてしまうのです。適切な摂取カロリーの量は日々の生活スタイルや年齢、性別などによって異なります。一日に必要な推定エネルギー必要量は「基礎代謝量×身体活動レベル」で計算が可能です。

4-2.運動不足・過度な運動

運動不足の状態が続くと、プリン体の産生が促されて尿酸値が上昇しやすくなります。また、過度な運動も尿酸値を上げる原因です。運動によって大量に汗をかくと、一時的ではありますが尿酸値の値が上昇してしまいます。水分を補給しないまま運動を続けていると、痛風発作につながることがあります。

4-3.多量の飲酒

アルコールは、プリン体から尿酸が作られる過程を促進し、尿酸値を上昇させる働きがあります。また、腎臓からの尿酸排泄を低下させる働きもあるため、アルコールの摂りすぎは要注意です。

4-4.動物性食品の摂りすぎ

プリン体は、肉や魚などの動物性食品に多く含まれています。体内にあるプリン体の約20%は、食事から摂取したものです。残りの約80%は体内で作られています。割合としてはあまり多くありませんが、尿酸値をコントロールするためには食事にも気をつけることが欠かせません。

食品名

100gあたりに含まれるプリン体の量

スルメイカ

186.8mg

カツオ

211.4mg

イサキの白子

305.5mg

レバー

284.8mg

ヤリイカ

160.5mg

5.痛風を予防する方法


痛風を予防するためには、まず生活習慣の見直しが必要です。

5-1.プリン体が多い食事を控える

尿酸値を上げないようにするために、プリン体が多い食事は控えましょう。レバーや干物はプリン体が多いので食べ過ぎに注意が必要です。

プリン体を控えることが大切ですが、気にするあまり食事制限をしすぎるのもあまりよくありません。プリン体が多い食事でもたまに楽しむ程度なら問題ないといわれています。注意すべきなのは、高頻度でプリン体が多い食事を摂ることです。

5-2.糖質が多い食事を控える

摂りすぎた糖質は、脂肪として体に蓄積されます。肥満になると尿酸値が上がりやすくなるため、糖質が多い食事は控えましょう。ただし、過度な糖質制限は尿酸値の上昇につながる可能性があります。

糖質制限によって体内のケトン体が増え、これによって尿酸値が高くなってしまうのです。厳しすぎる糖質制限は避けたほうがよいでしょう。

5-3.お酒を控える

尿酸値が高い方は、節酒を心がけてください。アルコールを摂りすぎるとプリン体の分解が促進されて尿酸値が上昇しやすくなります。ビールだけでなく、お酒全般を摂りすぎないようにすることが大切です。

5-4.適度な運動を行って肥満を解消する

有酸素運動やストレッチなど適度な運動は、尿酸値を低下させる働きがあります。ややきつい、もしくは楽だと感じる程度の運動を続けてみてください。痛風の既往歴がある方は関節に負担が大きい運動をすると発作を誘発する可能性があるので注意しましょう。

6.痛風の方は高血圧を合併している可能性も


痛風になりやすい方は、日頃の生活習慣が乱れている可能性があります。生活習慣が乱れている方が気にするべきなのは、痛風だけではありません。痛風と同じく生活習慣病の一つである高血圧を合併している可能性があります。

高血圧は塩分の摂りすぎや運動不足、喫煙や飲酒などの要因によって発症するため、痛風になりやすい生活をしている方は高血圧にも気をつけましょう。心配な方は、一度血圧を測定してみてください。自宅で測定した血圧が135/85 mmHg以上、病院で測定した血圧が140/90 mmHg以上の場合は高血圧です。

7.高尿酸血症と高血圧の治療は「高血圧イーメディカル」にお任せ


高血圧イーメディカルでは、高尿酸血症と高血圧の診療をオンライン上で行っています。尿酸の値が高く、生活習慣の乱れが気になっている方は、お気軽にご相談ください。

7-1.高血圧イーメディカルなら保険適用でオンライン診療を受けられる

高血圧イーメディカルでの治療は、一般的な病院を受診したときと同じく保険適用です。料金は対面での診療とほとんど変わりません。オンライン診療は高いとイメージされている方がいるかもしれませんが、保険適用なのでいつもどおり気兼ねなく受診できます。

7-2.治療薬は自宅のポストまで郵送される

オンライン診療によって処方された薬は、自宅のポストに郵送されます。薬を受け取りに薬局に行く必要はありません。つまり、診察から薬の受け取りまで自宅で完結するのです。通院不要なので、待ち時間のストレスなく専門的な治療が受けられます。

7-3.気になることがあればいつでも医師や看護師にチャットで相談できる

高尿酸血症や高血圧などに関して気になることがあれば、いつでもチャットで相談が可能です。医師や看護師による専門チームがあなたの治療を全面的にサポートします。

8.まとめ


痛風の原因は、尿酸の蓄積です。結晶化した尿酸が関節などに蓄積して炎症を引き起こすことで強い痛みを生じます。高カロリー食を好む方、運動不足が続いている方、アルコールの摂取量が多い方は尿酸値が高くなりやすいので注意しましょう。

痛風になりやすい生活習慣を送っている方は、高血圧のリスクも高いと考えられます。高血圧イーメディカルでは高尿酸血症をはじめ、高血圧の治療もオンラインで行っていますので、尿酸や血圧の値が気になる方はお気軽にご相談ください。

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