「オンライン診療はどうすれば受けられるの?」
「受けるに際に注意すべきことはあるの?」
オンライン診療について気になっているものの、具体的な内容や受ける方法がわからない、とお困りではありませんか?
オンライン診療で押さえておきたいポイントは次のとおりです。
- 自宅にいながら医師の診察を受けることができる
- 院内処方の薬もしくは処方せんを自宅で受け取ることができる
- オンライン診療を受けられないケースもある
- 見たり触ったりする診察ができないことなどが大きな制限となる
オンライン診療は便利なものですが、全ての医療機関で利用できるわけではありません。そこでこの記事では、以下のような項目について詳しく解説します。
▼オンライン診療とは
▼オンライン診療を受けるための条件
▼オンライン診療の流れ
▼オンライン診療のメリット
▼オンライン診療の注意点
この記事を読むことで、オンライン診療の特徴や利用するメリット、注意点などがわかります。オンライン診療を受けることを検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
1.オンライン診療とは
オンライン診療とは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの情報通信機器の画面越しに医師の診察を受けることです。医師は、対面での診療と同じく診察で入手した情報や持病、生活習慣などさまざまな情報を元に診断します。
2.オンライン診療の目的
厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」では、オンライン診療は以下の目的で行われるべきと定められています。
- 患者の日常生活の情報を追加で入手することで、医療の質の向上へと繋げる
- 医療が必要な患者がより良い医療を受けられる機会を増やす
- 患者が自らの治療に参画することで治療結果をより良好なものにする
3.オンライン診療を受けるための条件
オンライン診療は、原則として「かかりつけ医」が行う必要があります。ただし、次のいずれかの条件を満たした場合は、かかりつけ医ではない医師のオンライン診療を受けることができます。
- 過去の診療記録や診療情報提供書、健康診断の結果、お薬手帳などから患者の情報を十分に得られている
- 事前にオンラインでの診療前相談を実施し、オンライン診療が可能であると医師、患者の双方が合意した
なお、かかりつけ医がいない場合、オンライン診療を行った医師自身による対面診療を受けることが望ましいとされています。しかしそれが難しい場合には、患者の近隣にある「対面診療が可能な医療機関」を紹介される場合があります。
4.オンライン診療の歴史
オンライン診療は、第一世代の急性疾患の方向けのプラットフォームと、第二世代のピルやAGAなどで通院に対する心理的抵抗感が生じる方に向けたものが普及しています。
新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン診療が広まりましたが、導入している医療機関の数は伸び悩んでいます。
また、オンライン診療の条件緩和を受け、医療機関(事業者側)としては参入が容易になったものの、患者側としては選択できるサービスが少なく、利用に対して前向きな気持ちになりにくいことが現状です。
その中で、高血圧に特化したオンライン診療「高血圧イーメディカル」は第三世代にあたります。長期的な健康維持に必要となる慢性疾患の管理に特化し、日々の見守りと定期的な診療で患者に寄り添い続ける点は、これまでのオンライン診療と大きく異なります。
第三世代のオンライン診療の課題は、安心や安全を担保したうえで、継続的に診療を受けるためのモチベーションを維持する仕組みを作る必要があることです。
そのため、サービス設計や医師のサービスレベルなどを重視し、継続的に利用しやすいように工夫をしています。
5.オンライン診療の流れ
オンライン診療を受ける際は、必要に応じて専用アプリをダウンロードし、医師と話し合って日程を決めます。そして、事前に決めた日時にアプリを起動してオンライン診療を受ける流れです。医療機関によってオンライン診療の流れが異なるため、事前に確認しておきましょう。
ここでは、一例として「高血圧イーメディカル」のオンライン診療の流れを紹介します。
- アプリのダウンロード・無料相談の予約
※カレンダーから任意で日程を選択し、即時予約が確定 - 本登録前の無料相談
※アプリへ医師から着信が入ります - ご希望の方へ、高血圧イーメディカルへの本登録希望の方へのご案内
- 本登録(クレジットカードの登録が必要です)
- プランに応じた月額料金が発生
- アプリのビデオ通話にてオンライン診療を実施
- 処方・薬の配送実施
参考:高血圧イーメディカル
6.オンライン診療のメリット
オンライン診療を受けるかどうか迷う場合は、メリットについて理解を深めることが大切です。自身にとってオンライン診療は最適な選択になり得るかどうかを判断しましょう。オンライン診療には次のメリットがあります。
6-1.通院や待ち時間の負担を解消できる
オンライン診療は、病院やクリニックへ行かずに診療を受けることができます。通院する場合、電車やバスを乗り継いだり車を運転したりすることで、交通費と労力がかかります。また、診療前と診療後に待ち時間があるため、通院にかかるトータルの時間は相当なものになるでしょう。
オンライン診療は通院による交通費や労力がかからないうえに、待ち時間もありません。通院の負担を解消しつつ、病気や怪我の治療を受けることができます。
6-2.インターネット環境下であれば場所を問わず利用できる
オンライン診療は、インターネット環境さえあればあらゆる療養の場で利用することができます。療養の場とは一般的には自宅や医療機関を指しますが、高血圧のなどの慢性疾患を抱える人にとっては、日々の生活の場、例えば職場も療養の場と考えられています。オフィスでの仕事の休憩中などにも、プライバシーを確保することが出来れば、オンライン診療を受けることができるのです。
6-3.PCを持っていなくても利用できる場合がある
オンライン診療には、インターネット環境と情報通信機器が必要です。スマートフォンやタブレットなど、オンライン診療を利用するためにはビデオ通話ができる機器を用意する必要があります。医療機関や使用するアプリによって対応する機器が異なるため、事前に確認しておきましょう。
6-4.院内処方の薬または処方せんが自宅に届く
オンライン診療後は、院内処方の薬もしくは処方せんが自宅に届きます。処方せんの場合は自分で調剤薬局などへ行き薬を受ける必要がありますが、通院の負担がないことを考えるとデメリットとは言えないのではないでしょうか。「高血圧イーメディカル」は、院内処方の薬を自宅までお届けします。
6-6.他の患者と接触しないため感染リスクがない
病院やクリニックには他の患者もいるため、少なからず感染リスクがあります。オンライン診療は誰とも接触しないため、感染リスクがありません。感染症のリスクが高い高齢者や持病のある方も安心して診察を受けることができます。
6-7.遠方の医師にもつながることができる
オンライン診療であれば、遠方の医師の診察を受けることができます。例えば、遠方に引っ越しした場合も、転院せずに同じ医師の診察を継続して受けられる可能性があります。ただし、その医師が所属する医療機関がオンライン診療に対応していることが条件です。
7.オンライン診療の注意点
オンライン診療は自宅にいながら医師の診察を受けることができる便利な仕組みですが、いくつかの注意点があります。次の注意点を押さえたうえで、オンライン診療を正しく活用しましょう。
7-1.対応していない医療機関もある
オンライン診療の導入は義務ではないため、対応していない医療機関もあります。厚生労働省の「令和3年1月~3月の 電話診療・オンライン診療の実績の検証の結果」によると、オンライン診療に対応している医療機関の数は、4月24日の10,812件から5月末に15,226件まで増加しましたが、その後はほぼ横ばいです。オンライン診療に対応できる医療機関が急激に増える見込みは今のところはありません。
出典:令和3年1月~3月の 電話診療・オンライン診療の実績の検証の結果
7-2.アプリのダウンロードが必要
オンライン診療は、アプリのダウンロードが必要なケースがほとんどです。アプリのダウンロードとインストール、操作方法がわからず、わずらわしい気持ちになる可能性があります。指定されたURLにアクセスすることでオンライン診療を受けられるサービスもありますが、医療機関が対応しているかどうかは事前に確認が必要です。
7-3.システム利用料が別途かかる可能性もある
オンライン診療の利用には、別途500~1,000円程度のシステム利用料がかかるケースがあります。システム利用料は、その医療機関が導入しているサービスによって異なるため、こちらも事前に確認しておきましょう。
7-4.保険診療の場合は保険証の登録が必要
保険診療を受ける場合は、健康保険証をアプリ上や指定されたページへ登録する必要があります。健康保険証の表と裏をスマートフォンのカメラで撮影してアップロードするケースや、健康保険証のコピーをメールやFAXで事前に送るケースなどがあります。
7-5.病状・病気によってはオンライン診療ができない
病状や病気によっては、オンライン診療を受けられません。オンライン診療を受けられるかどうかは医師の判断にゆだねられるため、まずは受診の目的や現在の身体の状態を医師に伝えましょう。
7-7.直接診察できないため、見落としのリスクがある
オンライン診療における最大のデメリットは、直接、視診や触診が出来ないことです。これは、対面を必要としないというオンライン診療の長所がそのまま短所になっているとも言えます。スマートフォンやタブレット、PCなどを通してビデオ診察を行うとはいえ、利用するデバイスの画質や通信環境によっては、皮膚にできた小さな病変など、症状を見落とす恐れがあります。視診や触診の結果に大きく影響する病気については、対面診療の方が適している可能性があります。オンライン診療の正確性には限界があることを理解し、遅滞なく対面診療に切り替えることも必要です。
9.高血圧に特化したオンライン診療をお求めの方に
病気の中でも高血圧に悩んでいる方は下記の特徴を持つ、高血圧に特化したオンライン診療サービス「高血圧イーメディカル」を利用してはいかがでしょうか。
- オンラインで医師の診療が受けられる
- お薬が家まで届く
- 専用のBluetooth付きの血圧計が無償貸与される
- 計測した血圧データが医療チームとすぐに連携される
- 連携した血圧データを基に医師と治療の方針を検討できる
- 保険証の登録で保険適用での診療、薬の処方が可能
8.まとめ
オンライン診療は、自宅にいながら医師の診察を受けることができる便利な仕組みです。他の患者と接触しないため、感染リスクもありません。このようなメリットがある一方で、全ての疾患・病状に対応していないことや、システム利用の条件など、いくつかの注意点もあります。メリットとデメリットを理解したうえで、オンライン診療を受けるかどうかを検討しましょう。
高血圧でお悩みの方へ、デメリットを回避しながらメリットを享受しやすい「高血圧イーメディカル」をおすすめしています。是非、オンライン無料相談で医師にご相談ください。